地産地消の推進によるフードマイレージの削減、フードロス(残食)を減らすための食材仕入れ管理、委託先のご要望に応じてSDG'sを取り入れた献立の提案など、私たちの関わる生産から消費のプロセスにおいて可能な限りの取り組みを推進しています。
また環境保全活動や地域サポートの取り組みとしてTFT(TABLE FOR TWO)への取り組み、RESTARTJAPANへの参画なども行なっています。
日本は現在、食料の7割近くは海外からの輸入に頼っています。冷蔵、冷凍ですから輸送中も余分なCO2を出していることになります。国外と国内の2重輸送がより多くのCO2を出しており、生産者と消費地の距離が近い方が新鮮なものを食べることができ、かつ環境にも良いとされています。
さらに遠方から時間をかけて運ばれてくる食物には薬品処理をする場合が多く、極端な例では大量の果物や野菜、穀物類をシャワーやお風呂のような施設で薬漬けにすることもあります。地産地消を推進し輸送距離を短くすれば、収穫後の農産物に使用する殺菌剤、防かび剤(ポストハーベスト農薬)を減少、もしくは使わずに食べることができます。
食品偽装の問題が次々と明るみに出ていますが、これは生産者と製造者と消費者の距離が遠くはなれて、お互いの顔が見えなくなった結果ではないでしょうか。その土地の産地としての特徴を知ったり、何がどのような状態で生産されているのかを知ることは、安心できる食事を提供する上でとても重要だと考えています。
イートランドでは「身土不二」の精神を創業者より受け継ぎ、地域の生産者や販売業者と信頼のおける取引を大切にし、地産地消の推進によりフードマイレージの削減に勤めています。
地域の食文化の維持と継承といえばおこがましいですが、 なるべく近くの生産者から食材を調達し、お互いに顔をつきあわせて心の距離も近くなれるよう努力をして、その土地ならではの生産を支えて未来へ伝えて持続可能なものにしてゆきたいと考えています。